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ウニだけではありません。様々な海の幸・山の幸が

積丹とくればウニですが、礼文のバフンウニと積丹のムラサキウニは道内でもブランドウニです。積丹町美国の漁期は6月から8月で、漁師さんは磯船を器用に操りながらウニをとっていきます。私達が移住当時はカツ丼に毛の生えた様な値段で食べれたウニ丼ですが、現在では漁獲は右肩下がりで需要は右肩上がりでウニ丼の価格高騰が続き、安いお店を探して旅人さんは右往左往です。個人的には限界価格は5000円といってきましたが、23年にはこれを突破して、25年にはポピュラーな白(ムラサキウニ)のウニ丼で1万円を超える店も続出しましたし、赤(バフンウニ)のウニ丼はあまりに高すぎ庶民には食べれなくなりました。
積丹半島では一年を通して様々な海の恵み・大地の恵みをいただけますが、ご多分に漏れず魚も野菜も果物もじわじわと値上がりが続きます。冬は鍋が美味しいゴッコやアンコウ、3月には甘エビ漁が始まり、夏のブリやマイカ、秋のサケやヒラメ、冬のタラまで様々な魚種の水揚げがあります。野山では4月に出始めるギョウジャニンニクから6月のタケノコまで山菜採りが続いていきます。また秋のキノコやヤマブドウも楽しみの一つです。5月になって出始めるアスパラは採りたては美味しく、果物の町の余市・仁木では5月末のイチゴからサクランボ・プラム・プルーン・ブドウ・リンゴと果物狩りを楽しめます。夏に共和町でつくるらいでんメロン(夕張を抑えて道内一の生産量)・スイカはとっても甘く宿泊者にも好評です。

観光客は海鮮ものを食べる方が圧倒的に多く、大人気のウニ丼は漁期の間はどこで食べてもまず間違いはないかと思います。食通の方はよく日司の中村屋とみさきが両横綱といいます。でも両店ともに25年に経営者が変わり、みさきさんのまず名前を書いて食券という形式は変わっていませんが、中村屋さんは大幅なメニュー変更&値上げが行われました。
大都会でお好みで寿司を食べるのはなかなか勇気がいりますが、積丹ではカウンターに座ってお好きなネタを握ってもらってもびっくりするような支払いにはならないと思います。お寿司屋さんは各町に名店がありますが、余市のガーデンハウス、古平の新家寿司・港寿し、美国の冨久寿司、神恵内の勝栄鮨、岩内の竹鮨などは間違いないと思います。
余市では近年ワイナリー関係のお店、スイーツ店、外国料理の店などが続々と新規オープンしています。ワイナリーの先駆者はオチガビワイナリーですが、行くときは予約をされたほうがいいかと思います。スイーツ関連で私のオススメは、コンテナハウスで夏期だけ営業するHata no nakaのファーマーズパフェと赤井川村の山中牧場のソフト、ハード系パンではぱん処です。
岩内は人口減少の止まらない町ですが、美味しい飲食店は意外と多く、洋食が好きな方はぜひ鈴やに足を運んでみてください。あまりのメニューの多さと味に圧倒されると思います。

積丹半島では21世紀に入り温泉施設の閉館が相次ぎましたが、地元民に愛される温泉宿は頑張っています。岩内の高台(円山地区)には高島旅館(豪華料理で予約が取りにくい宿ですが日帰り入浴は不可)・おかえりなさい(旧聖観湯)・サンサンの湯(旧いこいの湯)・いわない高原ホテル(荒井記念美術館などを併設)があり、次々と店じまいした泊村の盃温泉郷で唯一頑張るのは潮香荘(平屋の温泉宿)。名湯リフレッシュプラザ温泉998が20年に閉館した神恵内村には珊内ぬくもり温泉(日帰りのみ)があり、25年のGWには旧竜神荘のお湯を利用した竜神温泉(露天や食堂はなし)が新規オープン。積丹町には岬の湯しゃこたん(町営で21年営業後売却し22年に民営化で復活も施設管理などは行き届かず。民営化後は営業時間が短くなり、冬季休業に)とニャー助のホテルん(旧温泉旅館北都を引き継ぎ21年に復活)、古平町にはローカル色豊かなふるびら温泉しおかぜ(鉄分を含む褐色のお湯がかけ流し、冬季は露天閉鎖)が。余市には鶴亀温泉(20年に一度閉館後復活、毎日源泉を入れ替え)・余市川温泉宇宙の湯(スペースシャトルが目印)・よいち観光温泉(銭湯方式)、共和町には国道5号線沿いにワイス温泉(宿泊料金はリーズナブル)、赤井川村では07年に公設民営化した赤井川カルデラ温泉(14年一部リニューアルでサウナを新設)が頑張っています。

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