どこまでも澄んだ蒼い海・奇岩・断崖美・鳥たちが育む自然が残る積丹半島
積丹半島には神威岬・積丹岬・ジュウボウ岬・黄金岬など素晴らしい風景の広がる岬がありますが、なかなか自由に歩かせてもらえないのが難点です。積丹のシンボル神威岬は国道の取りつけ道路と駐車場の上と二箇所に管理門がありますが、管理が行き届いておらず、せっかく訪れた岬を歩けないということが多くあります。特に人の少ない時期には時間を確認して出かけても閉まっていることもままありますのでご注意を。
積丹岬は駐車場から女郎子岩まで40分ほどの遊歩道が素晴らしく、「ほっかいどう100の道」にも選ばれていますが、「クマ出没」を錦の御旗に2021年22年と2年連続で全く歩かせてもらえないのはがっかりです。
神恵内村のジュウボウ岬へは1996年半島一周道路開通時に遊歩道を設置しましたが、あっという間に放置されて見るも無残な姿になっています。落石箇所もあるので現在ではシーカヤックなどでしか安全に行くことはできないのは残念です。
黄金岬は積丹町役場の裏の遊歩道を10分ほどで展望台に到着です。茶津海岸・宝島・マッカ岬のコントラストが素晴らしく、初夏には波間を飛ぶカマイルカを見ることもできます。
夕日の写真をとる方がプロ・アマ問わずいらっしゃいますが、空気が澄んでくる9月末から10月中旬がベストシーズンかと思います。
積丹半島は奇岩が多い半島で、神威岩・ローソク岩・セタカムイ岩など名前のついている岩、名前のついていない岩などたくさんありますが、岩の上に鳥居がある恵比寿大黒岩は外国人にはなかなか興味深いようです。また神恵内方面では窓岩・西の河原・遠くに神威岩を入れたアングルが人気のスポットです。
余市・仁木方面はこの10年でワイナリーが急増し、そこここにぶどう畑が広がります。また余市には縄文時代から続縄文時代の遺跡が多くあり、西崎山環状列石もその一つです。